今年度の梅雨入りは史上最も遅く季節がずれています。だんだん地球の変化が心配されますね。
さて今回は趣味の骨董として、こんなものでも日常生活に活かせることをご紹介していきたいと思います。
まずはこの写真を見て何だかお解りですか？
これは陶片（写真は古唐津の陶片）。陶片とは焼物を作る際失敗したものや、また普段の生活の中で割れたものを捨ててしまったものなどを指します。またこれらが土中に埋もれ後に発掘されたものもそうです。 発掘された陶片が教えてくれることは、昔ここに窯がありやきものが作られていたことや、かつてここにあった屋敷の人々がこの種の焼物を使っていてこの地域までこの種の焼物が流通していたことなど、歴史の調査では資料価値としてはとても役に立ちます。
しかし、「失敗したもの」「捨てられたもの」＝ゴミ、「資料価値」だけと考えるとただのガラクタに思えるかもしれません。 ちょっと待ってください！これをどのように活かせば普段の生活に一工夫を加えて楽しむことができるか考えてみましょう♪
単純に壁に立てかけて飾るだけでもインテリアにもなりますね。そして眺めながら途切れた先には何が描かれていたのだろう！？全体像はどんな図柄だったのだろう！？どんな器を作ろうしていたのだろう！？などなど想像しながら鑑賞するのも良いかもしれません。
次にこの小さな陶片たちを使って、
箸置きに見立ててみましょう！
では次にこの少し大きな陶片はというと、
お料理を盛る皿としても使えます。
お刺身をのせてみたり。これは余談ですが鯛類のお刺身は柚子胡椒をつけて食べると魚の甘味を引き出してくれて美味しいですよ。
お肉料理をのせてみたり。
このように今の器にはない少し違った味わいがあり、食卓を御洒落に彩ってくれます。陶片自体はそんなに高価なものではないのでガラクタ市などで探してみてください！
いかがでしたでしょうか？「骨董」「古美術」というと堅苦しい感じはしますが、少し違った見方をすれば普段使いの「生活道具」として気楽に楽しめるものも多いと思います。使ってもらうために生まれた道具は使うべくして楽しむことをおススメしたいです。
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