今回ご紹介するのは、ちょっとした見立てで古いガラクタのように見える骨董品を今の生活にいかせるお洒落術を書いてみたいと思います。

では早速、この二点のお道具は何かおわかりでしょうか？形が違うのことは勿論、それぞれ違う用途で使われていたお道具になります。市場ではあまり価値がつきにくいものになります。

細長いのお道具は古い瀬戸焼の燭台です。燭台は昔の照明器具です。これにロウソクを立てて使うのが本来の使い道です。祭事などで使ったと思われます。

次に穴がポツポツあいている平たいお道具ですが、陶器でできた「花留」めです。これは華道において花が動かないように支える用具の一つです。金属のものや形など様々なものがあります。写真は京焼を代表する陶工「清水六兵衛」の作です。

さて、この二点の骨董品を私はどのように活用しているかというと、電話の子機の横とデスクの上に置いて使用しております。

このように

電話によるお問い合わせや、事務作業をしている際にメモが必要な時にそれぞれの場所・用途に合わせペン立てにしています。

いかがでしょうか？身近にある骨董品・古道具で色々アレンジしてみると今の道具にはない味わいがあり生活空間をお洒落にしてくれるように思います。好きな人にとってはでしょうか、、、、（笑）？

何よりも「お道具を大事に使う」、これが一番大切なことだと思います。お道具は使われるために生まれ、またその過程には歴史・作った人・受け継いだ人の気持ちも入っているので敬意をもって接する事を少し考えてみませんか？これは何も骨董品・古道具など古いものだけに限ったことではなく新しいものであってもそうですし、お道具に限らず日常生活にあり得る様々な事柄にも精通していると思います。昨今のIT産業が発展し便利なものも増えてきていますが、人にとって大切な「心」の部分を見つめ直すことも教えてくれているのではないかと考えます。

話しがあちらこちらに行きましたが、古道具さわだではこのようにお道具を次の世代へ残していくための橋渡しをしております。書画・骨董品、古道具、お茶道具など処分を決断された折にはお気軽にご相談いただけましたら丁寧に対応させていただきますのでよろしくお願いいたします。最後までお読みいただき有難うございました。

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