5月9日は高知県高知市のお客様よりお茶道具の出張買取り依頼をいただきました。
お電話にて「実家にあるお茶道具を査定・買取りしていただけますか?急なことですが10日午前には高知を出て東京に帰ってしまうので今週中に一度来ていただけますか?」というお問い合わせをいただきました。お電話をいただいたのが5月6日で、お客様が帰られる10日までわずか4日間という短い期間でした。私は7日に東京のお客様が入っており、中１日をおいて９日しか空いておりませんでしたが強行でご依頼を引き受けさせていただきました。
当日、訪問させていただき先ずはどの範囲まで拝見させていただけるかをおうかがいし確認させていただきました。そこでの余談ですがなんとご依頼主の娘様は私と同じ先生に習っていたという事実が判明しこの度のご縁をいただけたことに大変驚きを感じておりました。
まず母屋にあるお道具を拝見させていただきました。前日にお弟子さん達がお訪ねになり各位欲しいものはお持ち帰りになられたということで数は少なくなっているだろうと予想はしておりましたが、釜類、棚類、茶碗、棗、茶器、掛軸などなどまだまだ沢山残っておりました。午前中をかけて母屋が終わり、事前に聞いておりました倉庫に入っているお道具の拝見に移りました。
倉庫に入っているお道具が予想を遙かに予想を上回る量で運び出しから拝見までかなりお時間をいただく事になりました。拝見中は各お道具にまつわる思い出話をお客様のお母様とお話をさせていただきました。
内容は鵬雲斎宗室の書付物が少々、現代作家作品では加藤重高、小野珀子、坂倉新兵衛、藤原雄、熊野九郎右衛門などなど著名人のお茶碗、花活などがございました。他には棗、茶器、茶杓、水指、菓子器などなど沢山のお道具を拝見させていただきました。
全て拝見させていただき個別で評価できるお道具とまとめて評価させていただくお道具とに仕分けをし査定報告をさせていただきました。
査定の内容にもご納得いただき沢山のお茶道具類を買取りさせていただけることになりました。
今回買取りさせていただきましたお茶道具たちは次の欲しい方のもとへときちんと橋渡しして参ります。また私が使わさせていただきたいお道具もありましたので大切に引き継がさせていただきたいと思います。
この度は数ある業者の中より当店へご依頼をいただきましたこと、誠に有難うございました。
「お家や蔵の整理で出てきました今では使わない骨董品・古道具・お茶道具などございましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ。京都府内は勿論、近畿圏、中四国方面、九州地方、中部北陸地方と店主が直々に全国出張にてまいります。丁寧に拝見しきちんと買取りさせていただきます。ご依頼をお待ちしております。」
◎お問い合わせについて
・お電話・メール・フォームをご利用の場合
・簡単LINE査定ご利用の場合
