田代清治右衛門満清(たしろせいじえもんみつきよ)と読みます。
福島県相馬(駒)焼の陶工で、明治から大正期にかけて活躍した、田代家12代目です。
「法橋」「田代」の印がある。
象嵌の技法に長けていたようです。
・1901(明治34年)年パリ万国博覧会受賞
・1904(明治37年)年アメリカ・セントルイス博受賞
・1910(明治43年)年日英博覧会受賞
・1925(大正14年)没
当店にても以前買取させていただいた12代作ではないが、「田代清治右衛門」作と思しき盃が残る。
箱の裏書に
とあるが「田代清次衛門」と明らかに誤字が見て取れる。伊万里焼きなどは昔の古いには当て字が多いがこの場合は如何なるものか!?
作品としては時代も有り悪くない。
印銘が無いことから12代はもとより11代(禁裏より「第貮法橋」に叙せられる)より前の江戸期の作と推測できようか。
※相馬焼の起源についてはお道具資料編の「相馬焼」項目を参照されたし。※
※参考資料:黒田和哉「近世・近代茶陶の茶陶窯場名工名鑑」(淡交社)
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