3月12日は午前の宇治市のお客様に続き、額の店頭買取り依頼を京都市北区のお客様からいただきました。
お客様はいつもお世話になっている福祉関係のお仕事をされている方で、これまでに幾度かお仕事を頂戴しているリピーター様になります。
夕方に額縁を一点ご持参の上、当店をお訪ねいただきました。
早速拝見させていただきますと、※1山口華楊(やまぐちかよう)作、「雀」の額縁でした。

彩色のある画ではなく白黒、墨によるものでした。落款・画風などから間違い無く華楊の作品と判断させていただきました。シンプルですが大変良く描かれた愛らしい雀の作品です。

しかし昨今は華楊を含む近代日本画の評価は著しく低下しているのが現状で、このことから以前の査定額にはほど遠い金額のご提示になってしまいました。
お客様にはきちんと事情を説明をした上でのご報告をさせていただきましたところ、大変にご納得いただき買取りさせていただける運びとなりました。
今回買取りさせていただきました華楊作品は次の欲しい方のもとへときちんと橋渡しして参ります。
この度も数ある業者の中よりいつも当店へご依頼をいただき誠に有難うございました。
※1山口華楊(やまぐちかよう)について
山口華楊(1889~1984)は京都市中京区油小路通錦上ルに友禅彩色を生業とする山口安之助の次男として生まれました。本名は米次郎。兄に同じ日本画家の山口玲凞(やまぐちれいき)がいます。西村五雲に師事の後に、京都市立絵画専門学校別科へ入学。入学後は数々の入選作品を生み出しました。卒業後、引き続き研究科に進むとともに、師五雲の勧めで竹内栖鳳塾竹杖会に参加。官展作家の道を歩みました。その後帝展に出品し第8・9回には連続特選と活躍しました。また、京都市立絵画専門学校にて教鞭を執り、晨鳥社を結成、その中心となる。さらには日本芸術院会員、文化功労者に選ばれ、文化勲章も受章。
画風は初期の花鳥画、動物画を描き続けて清澄な画境を拓きましたが、大正中期には洋画風な写実による実在感の表現や、量塊表現を試みた時期もありました。
「お家や蔵の整理で出てきました今では使わない骨董品・古道具・お茶道具などございましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ。京都府内は勿論、近畿圏、中四国方面、九州地方、中部北陸地方と店主が直々に全国出張にてまいります。丁寧に拝見しきちんと買取りさせていただきます。ご依頼をお待ちしております。」

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