11月5日は大阪府枚方市のお客様よりお茶道具の買取り依頼をいただきました。

お電話にて「母親のお茶道具を処分しようと考えているのですが、一部を持って行きますので一度査定していただけますか?」とお問い合わせいただき、ご来店いただけることになりました。

ご来店予約自体は4日で持込みいただきましたお茶道具を拝見査定させていただきました。

内容は三輪休雪作の茶器、加藤卓男作の香合、大樋長左衛門作のお茶碗2点、永楽善五郎作のお茶碗、宮川香斎作のお茶碗、樂吉左衛門作の筒茶碗と茶器をそれぞれ拝見させていただき査定をさせていただきました。

それぞれ著名作家作品にて1点ずつの評価になり、状態も良かったのですが、昨今のお茶道具市場の低迷を説明に加え査定の報告をさせていただきました。

この日は一旦査定のみということでしたが、お客様から「正直言いますと他店にも査定してもらったのですが、さわださんは他よりも高い評価をしていただけました。買取りをお願いすると思いますが、一度持ち帰って親戚一同と相談し再度ご依頼させていただきます。」と仰っていただきました。

これにて一度戻られましたが、その後すぐお電話をいただき「とりあえず1点だけでもお願いしたいと思いますがよろしいでしょうか?」と仰っていただき5日のご来店予約をしていただきました。

5日のご来店の際にお持ちいただいたのは樂吉左衛門作の茶器でした。お客様から「他のものは親戚が一度見せてほしいということで持ち帰りますが、これだけは一先ず買取りしていただければと思いました。」と仰られました。

樂吉左衛門(四代一入)作、茶器の買取り(十三代覚入、裏千家十五代鵬雲斎書付箱)2024.11.5

また続けて「なぜこれが評価が高いのでしょうか?」とご質問されましたので、私は「樂家代々の中で四代目(一入)の作品になり、また樂家十四代(覚入)と裏千家十五代(鵬雲斎宗室)の箱書があり、作品自体の落款も合致しておりますのでこのような評価をさせていただきました。」と返答しました。

樂家四代一入「くずれ」印

 

非常にご納得いただきお客様からは「私も歴史は好きな方ですが、この分野の知識は無くとても勉強になりました。」とお喜びいただけました。

最後に「次は今回持ち帰ったもので形見分けにならなかったものと、まだ眠っているお稽古道具なども合わせてお願いしたいのでよろしくお願いします。」と仰っていただき帰路に着かれました。

今回買取りさせていただきましたお道具は一先ず私のもとで活躍させていただければと思います。

この度は数ある業者の中より当店へご依頼をいただき誠に有難うございました。

 

「お家や蔵の整理で出てきました今では使わない骨董品・古道具・お茶道具などございましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ。京都府内は勿論、近畿圏、中四国方面、九州地方、中部北陸地方と店主が直々に全国出張にてまいります。丁寧に拝見しきちんと買取りさせていただきます。ご依頼をお待ちしております。」

 

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