中村康平(なかむらこうへい)

九谷焼陶工中村梅山の三男として一九四八年、金沢市に生まれる。

一九七三年 多摩美術大学彫刻科卒業
一九七九年 文化庁第一回国内研修員に選ばれる
一九八九年 八木一夫賞現代陶芸展グランプリ
一九九〇年 朝日現代クラフト展招待(うめだ阪急、有楽町阪急)
一九九六年 サントリー美術館大賞特別賞’96(サントリー美術館)
一九九七年 Contemporary Ceramic Art(メトロポリタンミュージアム)
二〇一二年 「工芸未来派展」金沢21世紀美術館、野村美術館個展
二〇一三年 菊池寛実記念智美術館「茶碗展」に出品
二〇一五年「日本の工芸未来派」ミュージアム・オブ・アーツ・アンド・デザイン(アメリカ)

前衛的なオブジェ陶の騎手として活躍されていたそうですが、近年、茶碗づくりに舵を切られました。

現代美術における茶碗とは具体的にどのような茶碗なのか?「現代感覚あふれる奇抜な茶碗というイメージ」とは逆に「古典的な茶碗らしい茶碗」をイメージされておられます。また、茶碗を“思考の器“と捉えておられ、本当の存在感というものは「目に見える形よりも、内包する意味にある」と考えておられます。「茶人の思想、道具としての究極的な価値、陶芸家は茶碗に内包するその意味について自分の考えを充実させなければ、どれだけ楽しい発想を思いついても、茶碗であるべき必然性が明確でなければ、どこか軽い茶碗になってしまう。」とも仰っておられます。“現代と古典”と言うより“現代の古典”というテーマを意識しておられ、古典は「写す」より、意図を持って引用する対象と考えておられます。

「写す」茶碗作りは、本歌に近ければ近いほど良いとされる世界で技術の追求で完結するのではなく、「これから茶碗が日本固有の美意識である「侘び」を担う器として今まで以上の評価を得ることになるでしょう。」と茶碗の未来を深く考えて作陶に励んでおられます。

作風は主に高麗

作品一例

・井戸茶碗

中村康平作、幕釉黒茶碗

・幕釉黒茶碗

 

箱書と陶印など

中村康平箱書

・箱書「梅山窯康平」

中村康平彫銘

・彫サイン銘

中村康平陶印

・康〇印

※参考文献「高麗茶碗ー井戸・粉引・三島」別冊炎芸術

 

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