楽焼の解説です。
楽焼は比較的低火度(750~1100℃位)で焼かれた陶器です。
成形は主に手捏ねを主とする。
本来は楽長次郎よりつづく京都の楽家歴代の作品(本窯)をいいますが、江戸後期には京都の諸窯や各地の窯で同質の陶器が焼造され(脇窯)、広義にはこの種の陶器も楽焼と呼びます。
・本窯ー楽家代々
・脇窯ー玉水楽など(一族または弟子)
・地方脇窯ー大樋焼(石川県)
・数寄者作ー空中・光悦・宗全など
・他ー吉向焼・乾也焼・隅田川焼・湊焼などなど
作品は主に赤・黒の茶碗で、その他香合・花入・水指などの茶道具を中心に彫塑的な作品もある。
また釉薬は赤・黒の他に白・飴・緑などもあります。

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参考文献『原色陶器大辞典』『やきもの事典』
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