9月25日は京都府城陽市のお客様より骨董品の出張買取り依頼をいただきました。
お電話にて「茶器や食器類があるのですが価値がわからず査定していただけますでしょうか?」とお問い合わせいただきました。
当日おうかがいしお話を聞きながら拝見させていただきました。
お道具についてお話では「知り合いの方からいただいたのですが、使うこともないので処分しようと思っても価値がわかりませんでした。最初はメルカリで出品していたのですが、直ぐに売れたりして調べたりすると同じようなものが高く売れてたりしており、本当のところの価値はどうなのかわからず一度聞いてみようと思いました。」というような内容を仰っていただきました。
実際に拝見させていただきましたところ茶器では煎茶道具の急須、三重県の万古焼や愛知県の常滑焼などが4点とその他磁器類では岐阜県の渋草焼のお皿などの食器、徳利などが不揃いでありました。
急須は時代もそこまで古くない普段使いようのものでした。評価はわずかなものになりました。その中には先のメルカリのお話の通りそこそこ高値で出品されているものもあるとお聞きしました。確かに高値で出品されているものもございますが、好きな価格で出品できますので我々同様古物業者さんが小売の希望価格で出品しているのが現状です。買取り価格となりますとそこから幾分低くなるというのが事実でございます。
急須に関しては悩んでおられたのでお客様自身でメルカリにて好きな価格で出品していただくことをオススメさせていただきました。
一方、渋草焼の磁器類に関しては買取りしていただきたいと仰られましたので、まとめての評価にてわずかですが査定額を提示させていただきました。同時に説明としまして大きなマイナスポイントは全ての作品に木箱が付いていないのとお皿類などの食器は普通であれば5~10枚揃い組みになりますので数が足りないことが査定に響いたことをお話しさせていただきました。
査定内容にご納得いただけ渋草焼の磁器類をまとめて買取りさせていただけることになりました。
今回買取りさせていただきましたお道具たちは次の欲しい方のもとへときちんと橋渡しして参ります。
この度は数ある業者の中より当店へご依頼をいただき誠に有難うございました。
渋草焼
岐阜県のやきもの。天保13年(1842)高山郡代豊田藤之進が旧来の陶業の頽廃を嘆き、尾張(愛知県)より陶工を招き窯を設けました。
同じころ加賀(石川県)より陶工が来て南京・古染付写しや赤絵ものを製出しました。
数年で衰退しますが、明治に入り高山町(現高山市)の三輪源次郎が同志と図り陶甄社(トウケンシャ)を立て再興、青花・青磁・白磁・辰砂などを作りました。
後に株式会社となり明治36年には芳国舎と改め継業していきました。
「お家や蔵の整理で出てきました今では使わない骨董品・古道具・お茶道具などございましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ。京都府内は勿論、近畿圏、中四国方面、九州地方、中部北陸地方と店主が直々に全国出張にてまいります。丁寧に拝見しきちんと買取りさせていただきます。ご依頼をお待ちしております。」
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