6月24日は京都市北区のお客様より、お茶道具、骨董品類の出張買取依頼をいただきました。
まずはお電話で「祖母、母が使っていたお茶道具や、古い物、掛軸が沢山あるので一度見に来ていただいて、他社にもお願いしているのですが、見積もりをお願いできますか。」とお問い合わせいただきました。
当日お伺いさせていただき早速お宅の玄関から掛軸や古い木箱のお道具がズラリと並べられており、奥にお茶道具という形で出していただいておりました。
最初に「お茶道具からお願いします。」とのことで1点ずつ拝見を開始させていただきました。お稽古道具を中心に、お茶碗、お棗、香合、茶杓などが出てきて、拝見をすすめる内に1点で評価できる書付(裏千家14代淡々斎宗室)がついた蒔絵のお棗やお茶杓、作家作品なども出てきました。
拝見させていただいたお部屋の奥が物置部屋になっており「この中にある物もお願いします。そしてもう、さわださんにお願いしたいと思います。」とのことで当初はお見積もりだけの予定が即日買取の方向へと変わりました。「すごく親切、丁寧に見ていただいてるのでさわださんに決めました。」と大変うれしいお言葉をいただきました。
そして物置部屋も1点ずつ出しながら拝見・仕分けをしていきました。奥の物置部屋からは古染付や瀬戸など少し古い濃茶器、中村宗哲作と思われる棗など細々したものもまだありました。
さらに反対側のお部屋の開き棚にもお茶道具がしまってありそれらも出しながら拝見させていただきました。その中には物置部屋に箱だけが確認できた小岱焼(熊本県のやきもの)の少し古い時代の水指も出てきました。
お茶道具の拝見が終わると次に玄関から直ぐのお部屋の古い木箱のお道具類と掛軸の拝見へと移りました。古い木箱からは銅製の掛花入や、木彫りの人物置物、薬缶、煎茶碗、昭和の古い時代の贈答品などなどが出てきて細かく仕分けをさせていただきました。
次に掛軸では近代日本画家の作品が多数有り、谷口香嶠(たにぐちこうきょう)、猪飼嘯谷(いかいしょうこく)、山本春擧(やまもとしゅんきょ)、幸野楳嶺(こうのばいれい)などなど著名な画家作品が出て参りました。
「最後に2階にも少しあるのですがお願いします。」とのことで、2階には蒔絵のお重箱、2枚折屏風、火鉢、五月飾りがありました。
全て拝見を終了し、1点ずつお値段が付けられるお道具と、まとめてお値段を付けられるお道具とに査定額を入れ、ご説明を加えてご報告させていただきました。査定内容にもご納得をいただき沢山のお茶道具、書画骨董品類を買取させていただけることになりました。
今回買取りさせていただきましたお道具たちは、当店で活躍させていただくものと、次の欲しい方のもとへときちんと橋渡しして参ります。
この度は数ある業者の中より当店へご依頼をいただき、また大変長いお時間を頂戴し誠に有難うございました。
「お家や蔵の整理で出てきました今では使わない骨董品・古道具・お茶道具などございましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ。京都府内は勿論、近畿圏、中四国方面、九州地方、中部北陸地方と店主が直々に全国出張にてまいります。丁寧に拝見しきちんと買取りさせていただきます。ご依頼をお待ちしております。」
◎お問い合わせについて
・お電話・メール・フォームをご利用の場合
・簡単LINE査定ご利用の場合