備前焼の解説です。
備前焼(びぜんやき)は岡山県備前市一帯に古窯跡が広がる中世~現代に続く陶器です。
その発祥は古代の須恵器を母胎として、備前市の医王山・不老山・竜王山・西大平山の山麓に中世の窯が30ケ所発見されています。
中世窯共通の甕・壺・すり鉢を焼きましたが、早くから中央の文化の動向に敏感で、茶壺・花瓶などの茶道具も併せて製作してきました。
室町後期にはいち早く侘びの茶の湯の勃興に従い茶陶を作り上げ、水指、花生に優品が多く見られます。

また備前市伊部の周囲に北・南・西の大きな三窯が築かれて木村・森・頓宮(とんぐう)・寺見・大饗(おおば)・金重の6姓が窯元本家となる習慣が定着しました。
江戸時代に入ると技巧的な伊部手が焼かれました。これは時流の好みに対応したものと考えらており、江戸の後期になるほど細工物への関心は強くなっていったみたいです。
終始無釉の焼き締め陶器であったが、江戸の中期頃から青備前・白備前・絵備前・彩色備前などを焼き始めるようになっていきました。

絵備前福神香炉

宝暦参年癸酉造之 分銅内に「金」
(1753年に金重家が造ったと考えられる)
備前焼は現在も多くの窯で焼かれ続けています。

伊勢崎満作:備前掛花生(現代)

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参考文献『やきもの事典』
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