湖南焼の解説です。
湖南焼(こなんやき)は近江国(現滋賀県)大津のやきものをさします。
別名長等山焼・三井御浜焼とも呼ばれます。
嘉永4年(1851)に京の陶工永楽保全が交友のあった小泉義嶺の尽力によって円満院門跡覚諄親王の御用窯として始まったそうです。
呼称は大津の地が琵琶湖の南に当たることから。
作品は主として茶器・酒器・皿・鉢・下記などで種類は染付・呉須・赤絵・金襴手・蕎麦手・焼締物です。
【銘印】
書名には「於湖南永楽造」の六字二行が多く、「永楽保全製于湖南」の八字二行、「大日本湖南永楽保全造」の十字二行、「湖南永楽造」、鷹司公より賜った「陶鈞」など。
有栖川宮熾仁親王より賜った「以陶世鳴」の款識。これは売品以外に用いられたと考えられており、湖南窯以外には見られない書銘とされます。
押印には行書「長等山」無輪郭三字、楷書「三井御浜」角輪郭四字二行、「長等山」と「三井御浜」を共にもちいたもの、隷書「長等」長方形輪郭二字(ごくまれなもの)、「河濱」(新堀浜か湖南窯か不明)、「永楽」二字丸印(大中小)、隷書「河濱支流」四字丸印などなど。

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参考文献『原色陶器大辞典』
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